シンガポール、デジタルバンクライセンスの承認を延期 21件の申請結果が下半期まで遅れる

シンガポールの金融規制機関は4月9日に公告を発表し、デジタルバンクのライセンス承認の時間を延長することを発表しました。6月に発表予定だった申請結果は、今年の下半期に延期されます。規制機関は、この決定は申請機関が現在のパンデミックの影響に集中できるようにするためであり、同時に規制機関が金融市場の安定性をより良く維持できるようにするためだと述べています。

今年初、規制当局は21件のデジタルバンクライセンスの申請を受け取ったと発表し、6月に成功した申請者のリストを公開する予定でした。承認された機関は2021年中頃から運営を開始する予定でした。しかし、パンデミックの影響が持続的に拡大する中で、この計画は調整せざるを得なくなりました。

昨年6月末、シンガポールの規制当局は、金融革新の試験プロジェクトとして5つのデジタルバンクライセンスの申請を開放すると発表しました。これは、非伝統的な銀行業界の背景を持つ企業に対して、地元の銀行業務へのアクセスを提供することを目的としています。この5つのライセンスには、2つの完全なデジタルバンクライセンスと、中小企業およびその他の非リテール分野向けの3つのデジタルホールセールバンクライセンスが含まれています。

年初に発表された申請者リストに基づき、多くの著名なテクノロジー企業が今回の申請に参加しました。その中で、中国のインターネット大手2社がデジタル批発銀行ライセンスを申請しました。報道によると、そのうちの1社は複数のパートナーと連携して、共同で規制当局に申請を提出しました。また、ゲーム周辺機器メーカーと東南アジアの著名なライドシェアプラットフォームも申請に参加し、それぞれフルデジタルバンクライセンスとデジタル批発銀行ライセンスを申請しました。