2025年7月22日、米国証券取引委員会(SEC)のポール・アトキンス委員長は、イーサリアムはコモディティであり、従来型の証券法の規制対象ではないと正式に表明しました。この発表により、法的地位が長らく不透明だったETH市場に対し、極めて重要な規制上の明確性がもたらされました。新たな指針は、プロジェクトや取引所のコンプライアンス負担を大きく軽減し、機関投資家によるイーサリアムへの本格的な参入も促進しています。
2025年7月25日現在、イーサリアムはおよそ3,663ドルで取引されています。過去1週間の価格は3,600ドルから3,800ドルの範囲で安定推移し、月間で5%超の上昇を記録しました。規制手続きの加速を受け、主要アナリストはETHの中長期的な成長見通しに引き続き強気の姿勢を示しています。
2025年7月23日、米国初のスポット型イーサリアムETFが上場1周年を迎えました。これまでの純流入額は86億9,000万ドルを超え、運用資産残高は計165億7,000万ドルに到達しています。今年はブラックロック、フィデリティ、グレースケールなど大手運用会社が積極的な参入を強めており、ETFの発行や二次市場での取引高も拡大傾向です。こうした動きが、イーサリアムを主流投資資産として確固たる地位へ押し上げています。
規制の追い風を受け、レイヤー2スケーリング、分散型金融(DeFi)、NFTアプリケーションなど、イーサリアム・エコシステムの一層の成長が期待されます。一方、投資家は以下のリスクにも十分ご留意ください。